能力とは やる気である
可睡斎の本堂前風鈴棚 涼やかな鈴の音が降る
カッと照り付ける陽射しの少ない
でも 充分暑い夏が続いている
袋井の街は
今年から始めた風鈴まつりの影響で
人の流れが 目に見えて多い
とは言いながら 外出できるはずもなく
おそらく たぶん きっと多いんじゃないかなあ
と 想像を膨らませているだけだが
例年ならば ゆり園が閉園した時点で
集客の目玉もなくなり
春の賑わいと売り上げに酔いしれ
うちのような 零細パパママストアーを除いて
どこのお店も 一息つく時期なのだが
なんだか そうもしていられない雰囲気が漂う
我々の思惑が
まったく反映されないところで進められた計画で
漁夫の利を得る 鵜的存在に甘んじているのだが
何かを期待して 来てくださるお客様を
そこそこの満足感だけで 返してしまうのは
お店の理念に背くことになる
可睡斎の風鈴演出は
放生池の蓮や サギ草の花を引き立たせ
8月28日の花火大会で締めくくるまでの
夏の風物詩と言えるような企画になっていくだろう
可睡斎の門前も 老齢化が進み
門前商店街と言えるような活気はない
せっかくお寺さんが集客してくれても
それを盛り上げようとする積極性は薄れて寂しい
曹洞宗 板橋禅師さまのお言葉に
『能力とは やる気である』とある
自分に与えられた使命とは何だろう
ひょんなご縁で 寺社の門前で商売することになり
ひょんなことから ジェラート屋のおっちゃんをし
不思議が不思議を繋ぎ
その中で 自分の価値を発揮出来たら愉しいい
微力でも 訪ねてくれたお客に
『人生は愉しい』と感じてもらえる 仕事を続けたい
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